おはようございます。
☆今日の御言葉 詩篇56編9節
「あなたは私のさすらいの日々を数えてくださいました。私の涙をあなたの革袋に蓄えてください。」
人生には、沢山の節目があります。木の年輪が、節目によってさらに上に伸びていくように、立ち止まり自分を見つめる時が必要なのです。
涙を流し、自分の思いが砕かれるような時期を経験しても、空しい時間ではありません。
アメリカの女流作家、アン・モロー・リンドバーグは、自分の息子が誘拐され、命を奪われてしまうという想像を絶する悲劇を経験します。書物にこのような言葉を残しています。
「苦しみから学ぶことがある、などとは私は思わない。人が苦しみのみによって学ぶというなら、世界中が賢くなるだろう。誰もが苦しんでいるのだから。忍耐、愛、広い心、そして傷つきやすいままでいようとする心のあり方が苦しみに付け加えられてこそ、人は学ぶのである。」
傷ついたままでいいのです。癒しの時がゆっくり訪れます。
涙は、神さまの手にある革袋に蓄えられています。
やがて涙は、人生の可能性を開く川の流れとなって、あなたを後押する力となるのです。