おはようございます。
神さまの助けを経験する日でありますように。
☆今日の御言葉 マタイによる福音書19章14節
『子どもたちをそのままにしておきなさい。私のところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。』
梅雨のジメジメとして蒸し暑さが続きますね。低気圧の影響と湿度が高くなることで、体調を崩される方もいると思います。
天気の影響や季節を変えることはできませんが、神さまの愛に守られて、涼しく爽やかに生きる歩みは、いつも子どもたちの姿から教えられることがあります。
幼児教育の父と評される倉橋惣三先生(お茶ノ水女子大学)の「育ての心」という書物の中にこのような言葉があります。
「涼しい顔
幼児たちの顔、何という涼しさだろう。此の日中を駆け歩き飛び回り、遊びつづけていながら、何という涼しさだろう。
焦らない心は涼しい。もだえない心は涼しい。
鬱積せる愚痴、追いまわす欲念、密閉せる我執、塗りあげる虚飾。思っただけでも蒸し暑いが、それが幼児にない。
忘れた我。事に即し今に生きる真剣。熱風裡に居て熱を知らず、汗にぬれて汗を知らぬ幼児の顔。
今鳴いている一匹の蝉をねらって、万象無に帰せる幼児の顔。悟道の極ではないが、何という心の涼しさだ。
それにしても、なんと暑くるしい我等の顔。」
イエスさまは、涼しさが大好きなのでしょう。
「子どもたちをそのままにしておきなさい。・・天の国はこのような者たちのものである」
天の国には、涼しい風が吹いています。神さまの愛の風が今日私たちの人生に吹いています。
目を閉じて、今生かされていることの感謝を感じる時に、私たちのこれまでの人生に数えることのできないほどの、海辺の砂のような、夜空の星のような恵みがありました。
人と比べる必要はありません。今が悲しみでも、その悲しみの涙は地におちて、人生を育み、大きな喜びの出来事へと変えられていくことがあるでしょう。
顔は、神さまに愛されている微笑みで無邪気に歩みます。
足は神さまが与えてくださった人生をすべて委ねて駆け回るように生きます。
心は、神さまの愛に豊かにされて、今を楽しむ気持ちで何でもチャレンジします。
今日の日は、山や丘や川の大自然の涼しさの中に生きるように、大きく祈りの深呼吸しながら、
心配があっても焦らず、大変な中に生きることがあってもだえず、神さまの懐の中にいる平安をもって歩みます。
そこに天の国の涼しさが、爽やかな風が生活を包んでいてくださるのです。