おはようございます。
祈りの中で、心配は信頼になります。
☆今日の御言葉 ヨハネによる福音書6章44節
『私をお遣わしなった父が引き寄せてくだされなければ、誰も私のもとに来ることはできない。私はその人を終わりの日に復活させる。』
NHKー心の時代で東京神学大学の教授をしておられる小友聡先生が出演されている番組をみました。テーマは、「それでも生きる〜コヘレトの言葉」というものです。(余談・・小友先生にはよく声をかけていただき、牧師vs神学生のサッカーの試合に参加していました。偉大な先生とは知らずに・・体当たりしてしまっていました・・これからは気をつけます)
旧約聖書のコヘレトは、「一切は空・・」と生きることの空しさ、悲しみや切なさと思える言葉が語られていますが、その虚無と思える中にこそ、現代に生きる私たちに大切なメッセージが伝えられていることをお話しされていました。
私たちも今、空しさや目にみえない不安や恐れを抱えていくことがあるかもしれません。その現実の中で立ち止まります。そして立ち止まった時に、本当に大切なことことが見えてくるのです。
私たちの人生には多くのものが満ちています。しかし、本当に大切なことはごく僅かなことかもしれません。多くの心配や恐れは、多くのものを求めすぎて、心が疲れ果ててしまうことに関係しています。もし、私たちが本当に大切な価値あるものを見ることができたら、複雑に生きる必要はなくなります。不必要な恐れを抱かなくていいのです。
空しさから見える本当の希望とは何でしょうか。
1、決して無くならない愛ー神さまが引き寄せてくださる
苦しみは、私たちに絶望を与えるためのものではありません。視点を移します。苦しみから、みことばの中へ、空しさから豊かな神さまの愛を見つめます。苦しみや空しさを通して、神さまの愛のもとへ招かれるのです。この世にはない安らぎ、支え、祝福され守られていることを知ることができます。
2、あなたに価値があるーイエスさまのもとに来る
私たち自身のうちに、だれもが神さまを求める思いがあります。それは、心の渇きのように感じるものです。なぜ、満たされない思いがあるのだろうかと思ってしまうかもしれません。それは、宝物のように価値あることです。否定的な感情も心の傷も、空しいものとして心に残ることはありません。やがて、その深い痛みの根は取り除かれて、心にみことばの良い種が蒔かれ、あなたらしい価値ある人生の喜びを経験することになります。
3、救いが与えられるー復活の希望
私たちのうちで育つ希望があります。良い土は、様々な栄養が必要です。嫌なことも、難しい出来事もすべて私たちの肥やしとなります。その経験は決して無駄になることはありません。労苦は報われ、暗闇は光となり、神さまの特別に愛されている一人ひとりとして救いが与えられているのです。
今日は救いの日、恵みの日です。