海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

9月17日 上を向いて歩こう

おはようございます。
収穫の季節、たくさんの良いことに満ちていますように。


☆今日の御言葉 エフェソの信徒への手紙1章3節
『私たちの主イエス・キリストの父なる神が、ほめたたえられますように。神はキリストにあって、天上で、あらゆる霊の祝福をもって私たちを祝福し、』


星野富弘さんというお方がいます。高校の体育の教師をされていましたが、体育の時間、宙返りに失敗して、首の骨を負傷し、首から下がすべて麻痺してしまい、以来、寝たきりの生活になってしまいました。たった一つ動く口を使って、病床で絵と詩を描き続けました。のちにクリスチャンとなり、多くの人々に希望と励ましを伝えています。


星野富弘さんが書かれた詩の中にこのような言葉があります。


「花が上を向いて咲いている。私は上を向いて寝ている。あたりまえのことだけど神様の深い愛を感じる」


病床で何もできなくなり上を向いて寝ている姿と、それでも、近くに飾られた花は上を向いて、力強くそして揺るぎなく咲いている姿に神さまの愛を感じたのです。


私たちは、様々な状態、状況を経験することがあります。うな垂れてしまうようなこと、これ以上先の希望を見ることができずに、立ち上がれないと思ってしまうこともあるかもしれません。


優しさと恵みに満ちたイエスさまは、私たちに近づき、大空を指差すように、肩を抱いて、一緒に立ち上がり、「天を見上げて、さあ歩こう」と励ましてくださっています。


エスさまは、天の豊かな祝福の約束を一つ一つ私たちに分かるように教えてくれます。


大きな空に象徴されるこの人生には、神さまの声が響いています。暗闇の夜を経験することがあっても、やがてその闇は、太陽の光に照らされるように、暗闇を通った人でなければ知ることができない神さまの恵みの出来事を見るようになります。


雲が空を覆うように、恐れや心配で心がいっぱいになってしまうことがあるかもしれません。でも、失望しないでください。雲の上には、太陽が輝き、いつでも光が差し込み、神さまが助け守っていてくださることを知ることができます。


重荷を背負って生きていく時、疲れ果ててしまようなこともあります。神さまは休息も与えてくれます。砂漠の中を歩く人も、豊かなオアシスを見出すようにして、私たちを愛して、特別に豊かな癒しと回復の時間を与えてくれます。


私たちの人生には、こうしていつでも、豊かに天のあらゆる祝福が恵みの雨のように降り注ぐのです。今日の日が祝福されますようにお祈りしています。


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