海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

5月1日 愛で心を整える

おはようございます。
誰かひとりを勇気づける日でありますように。


☆今日の御言葉 ローマの信徒への手紙5章6−7節
『善い人のためなら、死ぬ者もいるかもしれません。しかし、私たちがまだ罪人であったとき、キリストが私たちのために死んでくださったことにより、神は私たちに対する愛を示されました。』


外出自粛の時、お家の整理や断捨離をしている人もたくさんいると思います。
不用なものを捨てて、お家はすっきりするかもしれませんね。


もしかしたら、私たちの心も、今まで整理しきれなかったものをたくさんため込んでいることもあるかもしれません。言葉にならない不安が募っています。人の振る舞いや事柄が思い通りにならず、不満足を段ボールに詰め込んで、心に積み上げてしまっているかもしれません。


疲れによってだいぶ傷ついた心もそのままになっていたかもしれません。そして、困ったことに、誰かに汚された思いや、だれかが土足入って来て、傷つけられてしまったものも見えてしまうことがあるのです。


自分を大切にして、自分自身をケアーして、神さまによって与えられた尊く、素晴らしい人生であり、私たちであることを思い巡らしましょう。


私たちの内を見つめます。正直に見つめます。隠すことなく見れば、本当に恥ずかしいほどです。イエスさまは、たとえ罪や汚れが、こびりつきとれなくても、寄り添い、赦し、愛をもってきれいにしてくださるのです。


さあ、作業にとりかかりましょう。
最初に自分を受け入れ、イエスさまに共にいることを確かめます。
ひとりではその作業に取り組むことが難しいことがあります。
エスさまの愛を見つめます。イエスさまの愛は、本当に深く、あわれみに満ちています。


私は、自分の心の部屋をイエスさまに見せるのが恥ずかしいです。良きものもありますが、たくさんの荷物、心配、恐れが積み上がっています。壁紙は傷つき、床にもたくさんのものが散らかっています。イエスさまは、ものすごい深い愛をもってその心を見ていてくださっています。否定しないのです。責めないのです。指をさして、一つ一つに対して責任を追求しないのです。


大きなトラックを横付けして、すべて心にある不必要なものを示してくださって、「わたしの手に預けなさい」と語ってくださるのです。


エスさまはお話しながら、整理してくれるのです。「ずいぶん、溜め込んだね」「たくさん傷ついたね」「本当に疲れていたね」「でももう大丈夫。わたしは、あなたを贖う、もう暗闇も罪も恐れもあなたを支配することはしない」


心の荷物が外に運び込まれると何が見えるでしょうか。自分の本来の姿がわかるのです。私たちの人生の上にある喜びを見るのです。どれだけ愛され、守られて、今まで歩いてくることができたかを知るのです。神さまが共にいる人生がこんなにも素晴らしいものであるのかを実感するのです。


私たちは、だれも、不幸な人はいません。傷ついたままで放置されて、見捨てるられることはありません。理不尽なこともあるでしょう。不条理を感じることもあるでしょう。まだ、解決できない問題を抱えることもあるでしょう。それを、わたしの感情で色付けしないでください。誰かの意見で失望だと判断しないでください。それは、いくらでも変えられていくのです。イエスさまの愛がそれを変えてくださるのです。


この心のお掃除は、少し時間がかかってもいいのです。
すぐに、この世の価値を描くスプレーが飛んできて、
みことばの真実を書きかけてしまうのです。


すぐに競争の原理や何かを積み上げていくことで、
愛されるという中身はないけど、重たい荷物を持ってくる人がいます。


エスさまの無条件の愛が、条件付きの愛にあっという間に取り替えられて、
勝ち負けの論理という不必要な荷物でいっぱいになってしまうのです。


毎日、少しずつ、ゴシゴシとイエスさまは、心の傷も汚れもキレイにしてくれます。
エスさまは、わたしの心に訪れてくれます。
そして、今日も愛を、癒しを豊かな恵みのプレゼントをそっと心の中においてくださいます。


恵みのお花、神さまの愛という壁紙、キリストの贖いというすべての罪を消し去る洗剤、すべてをきれいにしてくれます。その心にイエスさまの愛が日の光のようり差し込むのです。


素晴らしき人生を今日の日も共に歩きましょう。
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