おはようございます。
☆今日の御言葉 イザヤ書61章3節
「シオンの嘆く人に、灰の代わりに頭に飾りを、嘆きの代わりに喜びの油を。沈む心の代わりに賛美の衣を授けるために」
77年前の今日、長崎に原爆が投下されました。以前、NHKの連続ドラマ「エール」で、長崎の鐘という曲が取り上げられました。
この曲は、永井隆さんというクリスチャン医師の被爆体験を綴った本が原作となっています。
長崎にあった浦上天主堂は、破壊されましたが、瓦礫の中から教会の大きな鐘が見つけ出されます。その鐘は修繕され、その年のクリスマスに平和の響きとなって人々の心に希望を与えました。
永井さんは、こう語ります。
「戦災者はいま破れ衣を脱いで新しい平和の服に着替えようとしている。…それは追憶の生活でなく再建の生活であり、それは悲嘆の生活ではなく、希望の生活でありたい。」
災いは、人の心に痛みを与えましたが、人の本質に宿っている希望まで奪うことはできませんでした。
人々は、平和の服に着替えて立ち上がります。
灰の代わりに冠を、嘆きの代わりに喜びを、沈む心を変えて、賛美を歌う人生があるのです。