海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

4月28日 さよなら上手

おはようございます。

⭐今日の御言葉 マタイ6章34節

「だから、明日のことを思い煩ってはならない。明日のことは明日自らが思い煩う。その日の労苦は、その日だけで十分である。」

 


長い一生涯を、1日単位で、賢く上手に区切ると、気持ちが楽になります。

生きていれば、嫌なこと、傷つくことを経験します。良いことも、充実したこともあります。一日の労苦はその日だけの生き方を実践してみます。

 

 

大正から昭和に生きた童謡詩人金子みすづさんの詩に「さようなら」というものがあります。

「降りる子は海に、乗る子は山に。船は桟橋に、桟橋は船に。鐘の音は鐘に、けむりは町に。町は昼間に、夕日は空に。


わたしもしましょ、さよならしましょ。きょうの私に、さよならしましょ。」

 


今日、どんなことを経験していても、あたたかい神さまの愛はあなたを労い、安らぎをあたえてくれます。

今日の私が傷ついても、その日の私にさようならして、また明日は新しいあなたで歩みます。


日々新しく、新鮮な気持ちで生きることが幸せにつながっています。


抱えすぎず、引きずることなく、今日と明日私はまるで違うのです。

 

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4月27日 この時にこそ

おはようございます。

⭐今日の御言葉 詩篇98編1節

「新しい歌を主に歌え。まことに主は奇しき業を成し遂げられた。主の右の手、聖なる腕が救いをもたらした。」

 


季節が移りゆくこの時期、体は寒暖差に適応するために、普段よりも負担が掛かることがあります。


新しい生活になって、環境に適応するために、心も無理しすぎてしまい、自覚しない疲れがたまっているかもしれません。

 

 

心が晴れない時、悩み恐れる時、本当に大切なことに立ち戻る時に、元気と力を回復することができます。

心を大きく開き、深呼吸し、神さまの守りの中に生かされていることを感じます。

 

 

心配することもありますが、世界は広く、神さまの御心は計り知れないほど豊かで、私に一番良いことをしてくれます。

神さまの心は、あなたが喜びを感じることです。

複雑な気持ちで生きる必要はありません。

 

 

能力ではなく一人一人の存在が大切です。

競争ではなく、共に生きることが必要です。

がむしゃらに生きることではなく、あなたが幸せに生きることがもっと重要なのです。

 


このような難しい時代に生きているからこそ、喜び歌い、楽しんで歩みます。

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4月26日 私は何者なのか

おはようございます。

⭐今日の御言葉 第二コリント4章18節 「私たちは、見えるものではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に存続するからです。」

 

私たちは2つの現実の中に生きていると思う時があります。見える世界では、不安や悩みと闘い、見えない世界では、神さまが共にいてくださる揺るぎない安らぎが心を満たしています。

 

 

ナチス・ドイツの時代に牧師として生きたボンヘッファーは、収容所の中での葛藤をこのように語ります。


「私は何者なのか?彼らは私にこう言う、私が不幸の日々を冷静に、微笑みつつ誇り高く、勝利に慣れた人のように耐えていると。


私は本当に、他の人々が言うような者なのか?…疲れて、祈り・思索し・創造する余力ももはやなく、くたびれ果てている…


私は何者か?後者か、それとも前者か?」

 


苦難の中で涙する私たちです。それが本当の私であっていいのです。でもそれと同時、神さまの愛が優しくあなたの手を取り支えています。

 


闇の中にも光が差し込み、そば近くでずっと支え続けます。

弱く強い人であり、悩み祝福された人なのです。

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4月25日 必ず守られる

おはようございます。

⭐今日の御言葉 エフェソの信徒への手紙6章16節 

「信仰の盾を手に取りなさい。それによって、悪しき者の放つ燃える矢をすべて消すことができます。」

 

悲しみを経験していても、慰めが与えられる時があります。傷ついていても癒やされる時があります。道が閉ざされてしまうと思っても、また立ち上がる時があります。

 

 

賛美歌に「立ち上がれ、いざ」という歌があります。この賛美歌を作詞したのは、ジョージ・ダッフィールドという人です。

ある時尊敬する牧師の葬儀に出席しました。多くの人に福音を伝えた人でしたが、事故で若くして天に召されました。その牧師は、死の直前、苦しい息の中から「主のために立ち上がるように伝えてください」と語りました。

 

 

その時聖書の「信仰の盾を手に取りなさい」という言葉を思い起こし、賛美歌をつくりました。

信仰の盾は、あなたの大切な心と尊厳を守るものです。悩ます出来事があっても、恐れることはありません。

 

 

何も持たずに、無防備ではないからです。決して変わらない神さまの力強い愛が、あなたの今日を守っています。

立ち上がり、共に歩みます。

 

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4月24日 わが道、わが信条

おはようございます。

⭐今日の御言葉 マタイ16章15-16節

「イエスは言われた。『それでは、あなたがたは私を何者だというのか。』シモン・ペトロが答えた。『あなたはメシア、生ける神の子です。」

 


複雑な世の中にあって、生きる力は、環境に左右されることなく、周りの言葉に動かされることなく、自分が大切にする信念を持っていることです。


長いキリスト教の歴史の中で、人々を支え、道を切り開いてきたのが、『クレド』というラテン語で「我は信じる」という信仰の告白でした。

 

 

エスさまのお弟子さんのペトロは、ある時、はっきりと自分の信念を告白しました。


それは、神は今も生きている、という素直で力強い言葉でした。

 

 

告白の力は、あなたの今日の日を前へと進ませます。力を与えて、守りを与えて、悩みを吹き払います。


どんなことが起きても、その問題を自分の力で解決しようする道から、信頼して祈り、告白します。

 

 

神さまは生きている、今日も完全な計画と最善の導きの中に生かされていると祈ります。

あなたの道は苦しみからも困難からも守られるでしょう。

試練は神さまとの絆を深めます。

 

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4月23日 自分を労う

おはようございます。

⭐今日の御言葉 ネヘミヤ8章10節 

「今日は、我らの主の聖なる日だ。悲しんではならない。主を喜びとすることこそ、あなたがたの力であるからだ。」

 

毎日、私たちの心と思いは、外に向けられています。社会的な責任があり、個人的な関わりがあり、家族の役割があります。沢山の事をしてくださっています。


労苦しても、すぐに感謝されないことも、成果が見えない時もあります。それでも、誰かを幸せにしてくれているのです。 


優しいからこそ傷つき、思いやりがあるからこそ、悩むことがあります。

 

 

今日は、神さまからの労いと喜びと安らぎの日です。

「大変だったね、よく頑張っているよ」と励ましの言葉で自分を労ってください。


心と体の健康のために美味しいものを食べて、少し休んでください。

 

 

疲れを抱えていても、一緒に祈る友がいます。決して一人ではありません。助けたり、助けられたりして、共に生きています。

今日は聖なる日です。あなたは悲しみの人ではありません。安らぎの人、喜びがたくさん与えられている人です。

 

 

神さまの愛を、私の喜びとすることこそ、生きる力です。

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4月22日 心を高く上げる時

おはようございます。

⭐今日の御言葉 イザヤ書55章9節 

「天が地よりも高いように、私の道はあなたがたの道より高く、私の思いはあなたがたの思いより高い。」

 

神さまは、私が考える以上に、今与えられている全ての良い賜物を知っていてくださっています。


能力、可能性、人生の意味と役割、存在の尊さ、挙げればきりがない程に、本当に大切な人として今日の日を生かしてくださっています。


これからも自分が思う以上の驚くような能力や才能が開花することがあります。


聖書に登場するイスラエルの民は、ある時期バビロンという異国の地で生活することがありました。


住み慣れた場所から離れて、生活しました。そこで語られた神さまの言葉は将来に希望を与えるという信じ難いものでした。


ハーバード大学の研究員で理学博士の川崎康彦さんの著書「脳が冴える33の習慣」の中に、不愉快な場所で、半信半疑の言葉を聞き、行なってみる時に、新たな能力が開花すると語ります。


人生には新しい挑戦の機会があります。

たとえ、心地の良い場所でなくても、聖書の言葉を聞きながら、神さまを見つめ心を高く上げる時、あなたの祈りが聞かれる実感を得ることができます。

 

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