海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

10月28日 共に生きる喜び

おはようございます。

☆今日の御言葉 第一ヨハネ3章16節 

「御子は私たちのために命を捨ててくださいました。それによって、私たちは愛を知りました。」

上智大学の元学長のアルフォンソ・ディーケン神父が以前NHKの番組に出演した時、このような言葉を語られました。


ドイツには良いことわざがあります。


「喜びは、友だちに語ると二倍に大きくなる。哀しみは、友だちに聞いてもらうと半分に小さくなる。」


嬉しいことがあった時、「本当によかたっね」と心から一緒に喜ぶと、お互いの心に幸せが満ち溢れます。


とても哀しいことがあった時、心をただ聞いてもらい、一人で悩まなくていいと思うと、辛い気持ちが楽になります。


憎しみ、非難し合うことは、人間関係の本来の目的ではありません。


自由な心で、ありのままの気持ちで、互いに生きるために、神さまは助け人を与えてくれます。

誰もが共に生きる真の友を必要としています。争い、傷つけ合い、妬むためにお互いは存在していません。


助け、祈り、支え、愛し、祝福し合う為に、共に生きているのです。


今日誰かの友になれたら、幸せな日です。

 

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10月27日 優しさの贈り物

おはようございます。

☆今日の御言葉 第三ヨハネの手紙2節 

「あなたの魂が幸いであるように、あなたがすべての面で幸いであり、また健康であるようにと、私は祈っています。」

 

あなたの今日が幸いな日でありますように。疲れがあったり、問題が山積することもあるでしょうか。必要な助けがありますように、安らぎの時も与えられますように祈っています。


このようなお話をお聞きしました。 


「わけあって、昨日自殺を試みようとしました。用意していた薬を飲もうとしたその瞬間、インターホンが鳴り、宅急便が届きました。親しい友人からの、ビスケットの贈り物でした。


カードにこう書かれていました。‘’この頃、あなたは疲れているように見えます。ビスケットを贈ります。ゆっくりお茶でも飲んでください”。私は、何も考えずにお茶を入れて、ビスケットを食べたのです。おかげで、今生きています」

神さまは、深い心の思いを知っています。無理をしないでくださいね、あなたは大切な存在です。


緊張の日々の中で、沢山の課題がある中で、疲れすぎていないか心配しています。


優しさの贈り物を届けたいのです。

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10月26日 立ち止まる勇気

おはようございます。

☆今日の御言葉 詩編89篇22節 

「わたしの手は彼を固く支え、わたしの腕は彼に勇気を与えるであろう。」

 

全てうまく行かず、順調ではない事を経験する時があります。皆が目標に向かって進んでいても、自分は取り残されるように感じます。


中村穣牧師著「信じても苦しい人へ」の本に、ある例え話しが記されています。


「神が、池袋にいる人に’’上野に行く山手線に乗りなさい’’と命じます。その人は上野に行くことをゴールに設定して電車に乗り込みます。


彼は途中の駅で苦しそうにしている男性を見かけたのですが、寄り道するとゴール達成が遅れる為、途中下車をしませんでした。


すると、上野に着いた時、神がこの男性に言われたのです。‘’なぜ途中下車をしなかったのか。わたしは苦しむ男性に合わせるために、上野行きの山手線に乗りなさい’’と言ったのに…」


計画が中断される時があります。それは、立ち止まり、誰とも同じではない、人生の意味を知る時です。


ゆっくりでいいのです。あなたのままで大丈夫です。

今できる小さな事が未来の豊かな人生につながっているのです。

 

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10月25日 本当に強い人

おはようございます。

☆今日の御言葉 第二コリント12章9節

「私の恵みはあなたに十分である。力は弱さの中で完全に現れるのだ。」

 

スイスのクリスチャン医師、ポール・トゥルニエの本「強い人と弱い人」の中にあるエピソードが紹介されています。


同じ日の朝に二人の人の手術があった。一人の患者は弱く、敏感で、情緒的に不安定だった。しかし、彼女は信仰があり、神の前で、恐怖を告白し、祈っていた。もう一人は強く、彼は快活に麻酔室に入ってきて、余裕の表情を浮かべていた。


手術が始まろうとすると、その反応は全く違っていた。最初の女性は穏やかで静かであった。二番目の男性は、怯えて震えていた。ただ強い人を装っていただけであった。


心の思いに祈りが加わり、神さまの強さが現れます。人の強さには限界があり、ある地点からは、恐怖と不安の方が強くなります。


どんなに順調と思っても、手術室にいるように、自分の力では何もできない時を経験します。


祈りがあります。あなたを助ける神さまの力が必要な時があります。

本当の強さは、揺るがない神さまの力を体験することです。


今日、力は与えられます。

 

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10月24日 生きている、それだけで

おはようございます。

☆今日の御言葉 イザヤ書49章8節 

「主はこう言われる。私は恵みの時にあなたに応え、救いの日にあなたを助けた。」 

 

今日は、恵み日、救いの日になります。どんなに難しい問題、試練があっても、そのことによって人生が台無しになることはありません。


弱さの中でこそ、神さまの力は現れて、人生が好転する事があります。


谷川俊太郎さんの詩ー生きるー 


「生きているということ いま生きているということ それはのどが渇くこと 木漏れ日がまぶしいということ ふっとあるメロディを思い出すということ くしゃみをすること あなたと手を結ぶこと…」


今、生きているから悩み傷つきます。涙をする時もあれば、急に元気になる時があります。人生には面白さが満ちています。


小さな日常の中に、神さまの愛の贈り物が届けられています。

太陽を昇らせ、雨を降らせ、糧を与え、あなたの笑顔のために神さまは大忙しです。

生きているそれだけで素晴らしいのです。


花を咲かせて目を楽しませ、誰かの言葉を通しても優しい愛が届けられています。


神さまの愛は心の温もりなのです。

 

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10月23日 神さまのイイね

おはようございます。

☆今日の御言葉 申命記7章6節

「あなたの神、主は、地上にいるすべての民の中からあなたを選び、ご自分の宝の民とされた。」

 

誰もが心の深い部分に、承認欲求を持っています。


他の人から「大事にされたい」「褒められたい」「認められたい」と願い「価値ある存在でいたい」「尊重されたい」と思います。


関西大学名誉教授、谷川永一さんの著書「人間通」にはこのような言葉があります。 


「人間は息をひきとるまで生涯かけて、私を認めてくれ、私を認めてくれと、声なき声で叫び続ける可憐(かれん)な生き物なのだと思われる。」


この欲求は、意欲や活動の源にもなりますが、マイナスに働くと、人間関係が難しくなったり、他人の視線で疲れてしまいます。


人からの承認によって生きる道をゆっくり手放します。

神さまの愛をただ見つめます。何かができても、できなくてもいいのです。


あなたは愛されています。すでに大切な存在として認められています。


誰とも同じではない、あなたにしかできない、神さまの使命が与えられているのです。


祈りに導かれ成す事は、最善になるのです。

 

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10月22日 心は今日満たされる

おはようございます。

☆今日の御言葉 詩編42篇2−3節 

「鹿が涸れ谷で水をあえぎ求めるように、神よ、私の魂はあなたをあえぎ求める。神に、生ける神に私の魂は渇く。」

 

心の渇きを癒やす神さまの愛は、いつでもそば近くにあります。 日々忙しく、沢山の課題に一生懸命で自分の心の渇きに気づかない時もあるかもしれません。


「谷川の流れを慕う」という賛美歌があります。アメリカ人教師マルティン・ディストロンという人の個人的な体験から、この讃美は生まれました。


順調に行っていた人生でしたが、不幸が重なり心も身体も消耗し、20日間何も食べることが出来ないほど疲れ果てていました。唯一口にすることができたのが水でした。

そして、聖書を読んだ時に、詩編42篇の御言葉と出会い心が潤されます。


その時「神を信頼し、あなたの重荷を委ね、神を待ち望め」と心に声が聞こえてくる体験をします。


渇いている人、疲れている人は、今日尽きることのない愛が満ち溢れます。

 あなたは十分がんばっています。


賛美→「谷川の流れ」 


https://youtu.be/vlztidzqiPA

 

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