おはようございます。
そのままの姿で歩みましょう。
☆今日の御言葉 コリント信徒への手紙第一 15章54−55節
『この朽ちるものが朽ちないものを着、この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。「死は勝利に呑み込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前の棘はどこにあるのか。」』
今日は、心を癒し、回復させる旅に出かけましょう。この旅にはイエスさまが一緒です。人生の重荷は降ろしましょう。心配や不安をその旅路を重たくさせてしまいます。神さまの恵みはわたしに十分与えられています。
私たちの心には、たくさんの良きものがあります。綺麗な花のような愛、まっすぐに伸びる木のような誇り、たくさんの人を励まし、後悔もありますが、苦しみも乗り越えた山や谷の数々。イエスさまはその一つひとつを共に見つめていてくださっています。ある時は労い、ある時は慰め、ある時は真実を示され語られるのです。何も恐ることはありません。イエスさまがすべてのことを益としてくださるからです。
心の奥深くの方に行くと、自分でも気づかなかったものを見るようになります。傷や恐れもあります。イエスさまは、私たちの手を引いて、私たちがそこに立ち止まり、悲しまないように励ましてくださっています。そのまま足を進めます。そして、一番深いところにたどり着くと、私たちを恐怖に落としれる死の棘が深く刺さっていました。その棘は、痛みを生じさせ、恐れの思いを抱かせ、人生を暗くさせているものでした。
イエスさまは、その棘を抜こうとされます。簡単には抜けません。イエスさまの手に棘が刺さり、血が流れています。それでも、深く刺さっているこの死の棘を全身で命を投げ出しても、抜こうとされているのです。イエスさまの十字架の姿が見えます。
そして、死の棘はきれいに抜かれました。輝いたイエスさまの姿が見えます。そして再び手を引いて、死の先にある永遠の命の喜びの道に伴われます。イエスさまの勝利の声が響きます。「死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前の棘はどこにあるのか」
私たちを脅かすものは何もありません。もう死の恐怖が私たちの人生の先にあるのではありません。
イエスさまが勝利してくださいました。イエスさまが永遠の命を与えてくださいました。
これ以上何を恐れましょうか。
圧倒的な勝利の旗を掲げて、不安の地をともに祈りつつ歩きましょう。