おはようございます。
⭐今日の御言葉 哀歌3章55、57節
「主よ、私は水溜の底から御名を呼びました。私があなたを呼び求めるとき、あなたはそばに来て、『恐れるな』と言われました。」
子どもの卒業式で「群青」という合唱をききました。東日本大震災で故郷を失い、避難生活を余儀なくされた、南相馬市の中学校の生徒たちの思いが込められている曲です。
音楽の先生であった小田美樹さんは、震災直後ピアノを伴奏しても、子どもたちは深く傷つき、全く歌うことのできない状況を目の当たりにします。そこで、この子たちの作文に寄せられた思いを歌詞にしました。
「…響け この歌声 響け遠くまでも あの空の彼方へも 大切な 全てに届け 涙のあとにも 見上げた夜空に 希望が光ってるよ 僕らを待つ 群青の町で ああーきっと また会おう…」
それは、傷つき、沢山の涙を流した心からの希望の叫びでした。人の心を動かし、天に響き渡るような歌声です。
揺るがない希望は痛みから生まれます。
涙から始まる新しい人生があります。
今日あなたのそばに神さまは近づき、手をとって、恐れるな、と優しく語るのです。