おはようございます。
☆今日の御言葉 コリントの信徒への手紙第一15章54−55節
「死は勝利に飲み込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前の棘はどこにあるのか。」
お坊さんから牧師になった人のお話を聞きました。
仏教では「一の矢は受けても、二の矢は受けない」という教えがあるそうです。一の矢は、実際に経験する病気、苦悩、災いと思える出来事です。二の矢は、その出来事を判断する否定的な感情です。そこに苦しみが生まれるという教えです。
しかし聖書が語るのは、たとえ二の矢を受けても、大丈夫というお話でした。
私たちは、ある時、自分自身を傷つけてしまうことがあります。自分が弱いから、力が乏しいから、不幸だからと、実際に起きた事の上に幾つもの矢を放って、さらに悩み深くしてしまいます。
心のトゲは私を蝕み、死に向かわせてしまいます。
イエスさまは、傷ついたあなたをそのまま見つめてくださっています。涙をもって私のトゲを抜き、その手は傷つきますが、十字架に向かい、死に勝利しました。
あなたはもう、傷ついた空しい人ではありません。愛されている尊い人なのです。