おはようございます。
☆今日の御言葉 ルカによる福音書20章38節
「すべての人は神によって生きるからである。」
「神は死んだ!」と語り、19世紀のキリスト教を基盤としたヨーロッパの価値観を根底から覆そうとしたニーチェという有名な哲学者がいます。ニーチェは、哲学的思想を極め尽くし、神への信仰を否定しました。
しかし、どうしても哲学によっては論破できない部分がありました。ニーチェはある書物でその葛藤をこのように記しています。
「神は死んだ。しかし、おそらくなお何千年にもわたって、人々が神の影を指さすいくつもの洞窟があるだろう。 そして我々は我々は、神の影にまで勝利しなければならないのだ…」
人間の知恵を尽くしても、この世界に存在する神の影、人々が指し示す神の影は否定できないと思ったのです。
光を拒絶しましたが、洞窟のような暗い場所でも、足元にある影は消すことができないのです。
神さまは、決してあなたから離れることのないお方です。光を拒絶してもいい、影しか見えなくてもいい「わたしはあなたと共にいる」と、歩む足の近くに、神がいるのです。
神は生きています!