おはようございます。
☆今日の御言葉 詩篇62編6節
「ただ神に向かって沈黙せよ。私の希望は神から。」
デンマークの哲学者キルケゴールは、聖書から生きる意味を伝え続けました。名著「死に至る病」の中では、人の生きる望みを奪う、絶望をテーマにしています。
もし、私たちが絶望を克服することができたら、価値ある人生の宝を手にしたことになります。エベレストの山頂に至った人は、誉れと称賛を得るように、絶望を克服し、さらに希望へと登っていく人は、最大の喜びを経験するのです。
絶望の闇は、深く、強く私たちの現実に押し寄せてきます。あらゆる形をもって、あらゆる状況を見せて、私たちの大切な希望を奪うのです。
キルケゴールは、絶望を克服する一つの大切なキーワードとして「可能性の力」を挙げています。
この可能性の力は、神さまとの結びつきを意識するだけで、与えられるものです。たとえ、絶望に対して無力であっても、恐れる必要はありません。
私たちが弱くても、神さまは力強く守っていてくださっています。
闇は光になり、絶望を希望へと変えられていく可能性が私たちの経験する現実にあるのです。