おはようございます。
☆今日の御言葉 ヨハネの手紙第一1章9節
「神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。」
神さまは、真実で正しい方であるのに、なぜ、この世界には悪があるのでしょうか。尊い存在として人間をお造りなったのに、戦争や飢餓は無くならないのでしょうか。
神学者であり哲学者のアウグスティヌスは、この問題に向き合いました。
山田晶著「アウグスティヌス講話ー創造と悪の問題についてー」の中で、‘’神の創造はまだ終わってはおらず、さまざまな悪は善に転ぜられるべき課題としてある。神は、悪をも善用できるほどに全能である。‘’と結論づけています。
神さまの手は今も動いていて、ゆっくりと力強く、私たちの心と世界を見つめています。不完全な所にこそ、真実の祈りが生まれます。弱さを抱える部分で、神さまのみことばの深さを味わいます。
自分を追い詰めて、完璧主義になる必要はありません。人の悪を見て怒り続けたり、自分の情けなさに落ち込まなくても大丈夫です。
神さまは私と世界の完成に向けて、今日も大忙しです。
私も何かのお手伝いができるのです。