おはようございます。
☆今日の御言葉 ローマの信徒への手紙5章3節
「苦難をも誇りとしています。」
5千円札の肖像ともなっている新渡戸稲造は、クラーク博士の影響でクリスチャンになりました。「武士道と修養」という書物の中で、苦難の先にある希望についてこのように表現しています。
「困難はいつか快楽に到達する順序であると思うのだ。そうすれば困難に遭遇しても落胆することなく、かえって愉快になり勇気が湧く」
新渡戸稲造は、信仰をもって生きることの価値を多くの人々に伝えました。
苦しみは人生に絶望を与え、生きる意味を見失わせものではありません。たとえどのような大きな壁が立ちはだかることがあっても、乗り越えられない試練はないことを、力強く語るのです。
苦難は、ある一つの良きものを生み出します。
私の心に忍耐という底力がつくようになります。忍耐は、練られた品性へと、私の内面をより豊かに成長させます。考え方、見方が自然と変えられます。希望をもって、信頼をもって、人生を見つめようになるのです。
苦難から始まるあらゆるものは、私の成長と人生を幸せに導く希望になるのです。