おはようございます。
☆今日の御言葉 第一コリント4章7節
「この宝を土の器に納めています」
17世紀フランスの科学者であり哲学者であるパスカルは、綿密な科学的思考をもって、数学の公式や計算式を発明しました。それと同時に、深い人間の本質についても探求し続けました。
人間存在とは何かを追求する中で、神さまを信じるようになりました。
パスカルは、人間には2つの側面があると言います。「偉大」と「悲惨」です。人間には、理性と自由があると同時に、理性の限界と人生の空虚を抱えているということです。
理性の限界と空虚さの中に、人が神さまの存在を必要とする部分があると、パスカルは考えました。
人生には苦難の道があり、弱さを経験することもあり、自分の内面の乏しさに失望することもあります。
土の器のように弱く傷つきやすく、欠けがあっても、神さまを信じる心は宝のように輝きます。
空しい時に神を知り、痛みの時に人の優しさに気づき、人間は決して完全なものではありませんが、不完全さの中に神さまが私のためにしてくださっている良きものが見つかるのです。
安心して今日も歩きます。