海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

12月5日 ストレスを力にする方法

おはようございます。
そのままで大丈夫です。神さまは必ず守ってくれます。


☆今日の御言葉 マルコによる福音書10章16節

「子どもたちを抱き寄せ、手を置いて祝福された。」


ある方から【ちょとだけ、こっそり、素早く「言い返す」技術】という本をいただきました。精神科医ゆうメンタルクリニックの医院長の先生が書かれた本です。なぜ、本を頂いたのかというその方の思いは置いておいて・・。


本の中にこのような言葉がありました。


‘人間は、誰しも「自分だけは安全でいたい、災難から逃れたい」と思う気持ちがあります。それは「マズローの5段階欲求」では、食欲や睡眠の次に位置される程の基本的な欲求。それが満たされて初めて、さらに上の、「他の人と一緒にいたい、尊敬されたい」などの欲求を満たそうとするのです。すなわち、安全を求める欲求は、基本中の基本なのです。‘


確かに・・そうですね。私たちの現実には、様々な面で安全が脅かされることがあると思います。それに抵抗するためにストレスが強く生まれます。


ストレスや思い通りにいかない現実はどうしても避けることはできません。相手や状況が変わってくることを期待しても、徒労に終わってしまうことがあります。


私たちが逆風(ストレスや嫌なこと)を経験したらどのようにしたらいいでしょうか。ストレスを力にする方法があります。

 

1、自分軸で生きる
自分軸というのは、たとえば木々が風に揺れても、しっかりと根を張りながらしなやかに立つ姿です。揺れても大丈夫です。逆風を受けて、その枝が地面につくほど落ち込んでしまうこともあるかもしれません。でも倒れません。神さまの愛は、私たちの人生に根を張り巡らせています。あなたは愛されています。誰が何と言おうと、神さまは、素晴らしい個性という宝を一人ひとりに与えているのです。その個性の宝は、神さまの愛を知るとより輝くのです。


2、逆風の正体を知る
悪の力は、私たちが神さまの恵みから引き離し、倒すために、あらゆる方向からの逆風を吹かせるでしょう。実は、この力は強く、人の力では太刀打ちできないのです。逆風を吹かせるままにします。抵抗したり、真正面から受け止めなくていいのです。ただ自分の使命にいきます。神さまが示してくださる今日の業に集中します。時には、ちょっとだけ、こっそり、素早く言い返していいかもしれませんが、誰かに翻弄されたり、周りの状況によって大切な人生を無価値なものとされたら、もったいないのです。逆風は吹き荒れていますが、身を低く、心は高く、祈りの手を繋いで共に歩みましょう。


3、幼子になる
自分の人生はもうダメだと思い詰める必要はありません。それでも、思い煩いが心にあるかもしれません。悩む人は優しい人です。人生を深く考えている人です。現実の疲れは否定的な方へと進ませてしまいます。向きを変えてみます。イエスさまは、子どもたちを抱き寄せ、手を置いて祝福されました。これが、私たちの姿です。


子どもは、たとえ外で嫌なことがあっても、誰かに嫌味を言われて落ち込んでも、家ではあたたかい言葉、優しさがあるならば、その子はこの世の嵐に負けない強さを持つことになります。愛は、私はそのままで大丈夫という強さを与えてくれるものです。


神さまとともに歩む私たちも同じです。神さまの家に一日の終わりに帰ります。誰もあなたを責めません。神さまの愛で包まれるのです。その人は元気になります。意欲が出てきます。自分にできることで精一杯、楽しみながら委ねながら歩みます。


私たちを抱き寄せ、手を置いて祝福するのです。
これが私を支える今日の力だからです。
 

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