おはようございます。
大丈夫です。その問題の大きさよりも、神さまの力は大きいからです。
☆今日の御言葉 マタイによる福音書19章26節
『それは人にはできないが、神には何でもできる」
「ひふみん」の愛称で知られるプロ棋士の加藤一二三さんが「だから、私は神を信じる」(日本キリスト教団出版局)という本を出版されました。本の紹介には、「キリスト教の信仰によって、私の生き方や将棋は大きく変わりました。だからこそ、その魅力を多くの人に伝えたいのです」との加藤さんの思いが記されていました。
加藤さんには、人生の転機がありました。30歳の頃に自分の将棋に行き詰まりを感じていたようです。勝負は五分五分。優勝やタイトル戦からも遠ざかっていました。将棋仲間からも「加藤の将棋はつまらない」などと言われていたそうです。このままではいけまないと思い、「将棋とは?」という根源的な何かを追い求めていきました。そして教会に出会い、聖書に出会い、クリスチャンとなりました。
その時の気持ちをあるインタビューで答えています。
〝将棋の本質を突き詰めていくと「将棋とは偶然に勝つものではない」「確かな手、つまり最善手を積み重ねることで必ず勝つことができる」と、その答えを掴むことができました。その頃から、人生においても「確かなもの」を求めるようになったのですね。将棋にもあるのだから、人生にもあるだろうと。〝
私たちの人生にも確かなものがあります。それは、良いことば、私を生かすみことばを聞くことからはじまります。
弱い時には力が与えられます。迷う時には、知恵が与えられ、一歩一歩、一つひとつのことが最善へと導かれます。救いの道に歩むように私たちは招かれています。
だれが、救われるのでしょうか?この問いに、イエスさまは、はっきりと答えられました。
人にはできないが、神には何でもできる!
この確実な約束によって、私たちは一歩一歩、将棋の駒を進めて、敵陣(恐れ、課題)に入って行くように、歩みます。
困難が押し寄せてくることもあるでしょう。負けてしまうのではないかと思うほど、逆境を経験することもあります。それでも勝負はまだまだ続くのです。
暗闇の支配を強く感じることもあるかもしれません。将棋の駒を進めることに疲れて、確実な次の目標を見失ってしまうこともあります。しかし、もうこの人生のゲームは、勝利が約束されているのです。敵の王将はもう無力なのです。
安心して、神さまの手の導きに委ねます。一手、一手、「ここが道だ」「ここに歩め」と勇気を出して、導いてくださるのです。
そして、最後には救いの喜びを手にして暗闇に勝利しているのです。
今日はどんな一手を神さまは示してくださるでしょうか。