海老名シオンの丘教会 366日バイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の366日みことばメール

9月20日 忙しさから豊かさへ

おはようございます。
夏の疲れがでる頃です。心と体の十分な休息がありますように。


☆今日の御言葉 ルカによる福音書10章42−43節
『主はお答えになった。「マルタ、マルタ、あなたはいろいろなことに気を遣い、思い煩っている。しかし、必要なことは一つだけである。マリアは良い方を選んだ。それを取り上げてはならない。』


Doning(何をするか)とBeing(どうあるか)という言葉を聞いたことがあると思います。ある本を読んでいた時に、「すること」モードと、「あること」モードという二つの心の動きが説明されていました。


〝「すること」モード・・Doing
「すること」モードである時、心は状況を分析すること、仕事をすること、将来を計画すること、組織することに関心を持ちます。ここでは、心の中に「すべき」「するのが当然」「しなければならない」という意識が強く働きます。このモードの中には広い意味での選択の余地がないように思われます。しなくてはいけないことにだけに心が固定されているからです。「なすべきことをするのが当然」という意識が強く心を支配しています。


「あること」モード・・Being
「あること」モードにある時、現在の瞬間についてのより大きく、広い気づきと、目の前にあるものの真の性質をよりはっきりと見るようになります。ここでは行動すること、断定すること、計画することへの衝動はより少なくなります。一方、好奇心、物事を固定概念でみないこと、状況をあるがままに受けとめる意識が格段にあがり、物事をいっそう明瞭にし、様々な可能性が明らかになります。〟


今日のみことばの中に登場するマルタとマリアは、この二つの心の動きを見事に現しています。マルタは能力があり、きめ細かく動くことができ、配慮に満ちている素晴らしい女性です。一方マリアは、素直で、自由で、好奇心があり、本質を見極めることのできる人でした。イエスさまは、この二人の人をとても大切にされていたことでしょう。


それでも、心の動きは、私たちの人生に大きな影響を与えます。私たちの人間性は、最初から「することモード」が中心に動き始めています。価値や賞賛、幸福ややりがいというのは、「することモード」が充実している時に得られると思っているからです。


この「することモード」というのは、一つの重要な欠点を生み出してしまいます。固定観念が生まれ、狭い心へと変化し、人を受け入れること、状況を受け入れることが難しくなります。「することモード」が作動し続けると、次第に疲労が重なり、心はパンク(ショート)してしまいます。思い通りにならないと、近くの人に怒りをぶつけます。マルタは、することモードで走り続け、心はパンク寸前でした。


もちろん、マルタのような人がいなければ、世の中や家庭が回っていかないということもありますが、様々な方法、助け、知恵を用いて、「すること」モードがいつでも心の中心にならないように工夫することができます。


マリアは、「あること」を大切にしました。一つのことしかしていないように思います。何も動いていないので、価値のないことに時間を使っていると思われてしまいます。イエスさまは、「必要なことはただ一つ」と言われました。この必要なことに留まったのです。


私たちもこの「必要なこと」があります。それは、何もしないでじってしているということではありません。固定観念で縛られている心を自由にする時間が必要なのです。何かをしないと認められないという寂しい心が癒され、満たされるために、みことばの中に留まります。恐れや心配を生み出しているのは、単に自分の思いなのだということに気づくようになります。


マリアは、好奇心をもち、今ある恵み、これからなされる神さまの業、決して見放すことのない神さまの愛を、十分に心に満ち溢れさせていたのです。


心のモードは、切り替えて使うことができます。少し忙しすぎる時、余裕がなく人に辛く当たってしまう時、愛が冷えてしまっている時、すべてのことが嫌になってしまう時、イエスさまの愛の中で、心を切り替えましょう。あなたはそのままで素晴らしいのです。もっと自由に、もっと大胆に、イエスさまの愛の中で、生きる道が一人ひとりに備えられているのです。


今日は、「あること」モードの日でありますように。


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