海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

7月10日 石を砕いてコロコロに

おはようございます。
神さまの恵みは朝から夜まで満ちています。


☆今日の御言葉 ヨハネによる福音書6章37節
『私のもとに来る人を、私は決して追い出さない。私が天から降って来たのは、自分の意思を行うためではなく、私をお遣わしなった方の御心を行うためである。』


私たちの話す言葉には、「否定語」と「肯定語」があります。1日の中でどちらを多く使うでしょうか・・。否定語が多いと話す方も聞く方もとても重たい気持ちになります。肯定語が多いと、生きることが楽しく豊かになります。


でも、どうしても私は否定語が多くなってしまう時があります。そのような時は否定語を肯定語に言い換えてみます。


たとえば「どうしたらいいのだろうか?」→「なんとかなる!」
「疲れたあー」→「よく頑張ったあ!」
「最悪かもしれない?」→「特別な経験、良いことにきっとなる!」
「もうダメかもしれない」→「まだやれることがある」・・。


少しでも気持ちは楽になるでしょうか。


今日のみことばの中で、イエスさまは「自分の意思を行うためではなく、私をお遣わしになった方の御心を行うためである」と言われました。


「意思」ではなくて、「御心」を大切にしたのです。
神さまにある人生の祝福の鍵を握る言葉です。


意思とは、なんでしょうか。こんな言葉に出会いました。
「石(意思)を砕くと、コロコロ(みこころ)になる」


つまらないジョークのようですね( ; ; )


大きな石は、重く、持ちにくいものです。
砕かれたコロコロとした石は、軽くて、持ちやすくて、細分化されます。


私たちの思い、気持ち、思考はある時、石のように固く、それを持って生きていると足取りが重くなります。物事に頑なになり、自分の思いに固執するようになり、思い通りにならないと否定語が出てきます。


エスさまは、御心を握っていました。
それは、豊かで、軽やかで、柔軟で、重くなく、実に豊かなのです。
希望に溢れ、祈りは聞かれていることを信じ、肯定的に人生を見つめるようになります。


聖書の時代、イエスさまの周りにいる人たちは、岩のような人たちでした。
頑ななで、自分の思いを曲げず、人を分け隔てしていました。


エスさまは、「わたしのもとに来る人を決して追い出さない」と言われます。
それが神さまの御心だからです。


意思を砕いて、御心にしてみます。


「あの人はダメだ」と石(意思)を固くしません。
「神さまの愛があれば人は変えられる」と御心を祈り求めます。


「わたしの人生は不幸だった」と決めつけません。
「神さまは無から有を生み出す方、これからもっと幸せになる」と信じます。


「わたしは救われない」と自分を責めません。
「イエスさまは命をかけて私を愛して救ってくださった」と感謝します。


「もう良いことはない」と悲観的に今を生きません。
「最高の時はこれからやってくると」と心を高くあげて神さまを賛美します。


神さまはそう信じて生きる人たちに約束をしてくださっています。
「何事でも神の御心に適うことをわたしたちが願うなら、神は聞き入れてくださる。」
(第一ヨハネ5:14)
 

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