海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

6月16日 幸せなら、泣きましょう

☆今日の御言葉 詩篇47編2節

「すべての民よ、手を打ち鳴らせ。喜びの歌声で、神に歓呼の叫べをあげよ。」

 

幸せなら手をたたこう」という歌があります。幸せなら、手をたたき、足ならし、肩たたこう、と楽しい曲です。


その歌詞の中に「幸せなら 泣きましょう。幸せなら 態度でしめそうよ、ほら みんなで 泣きましょう…」とあります。


この曲の作詞者クリスチャンの木村さんは、1959年フィリピンでYMCAの農村復興キャンプに参加しました。そこで、かつて日本との戦争によって家族を失ったラルフ君に出会います。


ラルフ君は、木村さんの手をとって言いました。


「君が新しい世代の日本人として、再び武器をとって戦わないように誓う出発点にしよう。」

そして、戦争が人を狂わせること、戦争の残酷さを確認し、聖書を読み、お互いに涙を流しながら祈ったそうです。


その時に読んだ聖書が詩篇47編の「すべての民よ、手をたたこう」です。この体験が後の作詞につながりました。


ある時、神さまの愛の懐に抱かれるように、思いっきり安心して泣きます。


涙は、祈りの歌のように天に響くのです。

 

f:id:dailybreadzion:20220616074214j:image

6月15日 良心の力

おはようございます。

☆今日の御言葉 使徒23章1節

「私は今日に至るまで、あくまでも良心に従って神の前で生きてきました。」

 

海老名市出身のクリスチャンに大島正健さんという方がいます。札幌農学校の(現在の北海道大学)の一期生で、クラーク博士が残した名言 「Boys be ambitious」を「少年よ大志を抱け」と訳し、広めました。


札幌農学校開校直後、クラーク先生は生徒たちを集めてこのように語りました。


「この学校の前身である札幌学校には極めて細密な規則があって生徒たちの一挙一動を縛っていたようであるが…この学校では凡てを廃止する。諸君が望む鉄則は只一語に尽きる。

’’Be Gentleman’’(紳士たれ)これだけである。…規則に縛られてやるのではなくて、自己の良心に従って行動するのである。

食事は、礼儀正しく箸を取り、消灯時間には眠りにつく、出処進退すべて正しい自己の判断によるものであるから、この学校にはやかましい規則は不必要だ。」


生徒たちは奮い立ちました。

自分の内に神さまが与えた良い心があると言われたからです。


良心の力は、日本の未来を変えたのです。

 

f:id:dailybreadzion:20220615074701j:image

6月14日 大切なあなたへ

おはようございます。

☆今日の御言葉 ヨハネによる福音書8章32節

「あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。」

 

「世界で一番たいせつなあなたへ」(片柳弘史著)という本の中にこのような言葉があります。

‘’ありのままの自分を受け入れることができれば、どんな悪口もあなたを傷つけることができないし、どんな称賛もあなたを思い上がらせることはできません。‘’

「ありのまま」というのは、私の不完全な部分をも含んだ言葉です。

100点満点だけが、私の本当の価値ではありません。悪口や良い評価が、本当の私の姿を言い表しているものでもありません。


聖書は、私の姿をこのように表現しています。

「極めて良かった。It was very Good!」(創世記1章31節)

これがあなたの今日の姿です。


この言葉が人生を動かす、成長のエネルギーとなります。極めて良いと、優しく自分の肩をさするかのようにして、労ってください。


毎日、一生懸命のあなた、見えない所で努力をしていますよね。誰かのために時間を使い、精一杯で生きていくこともあります。


尊い人です、良い人です。

 

f:id:dailybreadzion:20220614074141j:image

6月13日 試練で自分を磨く

おはようございます。

☆今日の御言葉 マタイによる福音書7章1節

「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。」

 

私たちはある時、人が投げる石や弓矢に苦しめられたり、急所を突かれて痛い思いをすることもあるかもしれません。辛く、悲しみが心に広がります。


あるドラマの中で脚本家が書いた詩が話題となりました。タイトルは「I`m the Diamond(私はダイヤ)」です。


「私は石ころ、炎で焼いてみよ、私はびくともしない石ころだ。強く叩いてみるがよい。頑強な石ころだ。暗闇に閉じ込めてみよ、私は一人輝く、石ころ。砕けて灰になり腐りゆく、自然の摂理すら跳ね返す。生き残った私、私はダイヤ…。」


小さな石ころのような私の存在。試練で磨かれ、困難で強くされ、嵐で輝く、ダイヤのような存在です。


裁かれても裁かず、罵られても、罵らず、悪意にも善意を向けて、かえって祝福を祈ります。

神さまの愛が祈りを導きます。


「すべての人が平和で幸せでありますように。」

この祈りの前に、憎しみは消え去り、暗闇は離れていくのです。


試練よ、私を磨いてくれてありがとう。

 

f:id:dailybreadzion:20220613074325j:image

6月12日 世界を変えた勇気

おはようございます。

☆今日の御言葉 詩篇145編8節

「主は恵みに富み、憐れみ深く、忍耐強く、慈しみに満ちておられます。」

 

1940年代に黒人初のメジャーリーガーとして活躍したジャキー・ロビンソンという野球選手がいます。彼の付けていた背番号「42番」は今も永久欠番となっています。


人種差別が激しい時代、中傷や悪意ある嫌がらせを受けました。それでも、聖書の御言葉に強くされて、やり返さない勇気を手に持ちました。

その勇敢な姿がやがて周りの人々の心を変えていきます。


当時、大リーグには「カラーライン」と呼ばれる黒人を排除する人種制限がありました。ジャッキーの活躍によって、この制限は廃止されました。一人の勇気が世界を変えていったのです。


人生には逆境と思えることが沢山あります。悔しさを抱え、傷つきながら耐えることがあります。


心が乱れ、感情的になります。そんな時には、6秒深呼吸😮‍💨します。神様が急いであなたに近づき、心に愛の火を付けてくれます。


優しく力強く輝いています。その火は嵐の中でも消えることはありません。


あなたは神さまの愛に立つ勇気ある人です。

 

f:id:dailybreadzion:20220612074111j:image

6月11日 梅雨でも快適に過ごす方法

おはようございます。

☆今日の御言葉 詩篇126編5節

「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れる。」

 

梅雨の時期です。昔は、6月11日に梅雨入りになることが多く、この日が「梅雨の日」となりました。「じっとり」とした不快の季節ですが、濁音を取れば、「しっとり」静かで豊かな雨の季節を過ごせます。


「ことばのこばこ」(和田誠作)という絵本があります。ことばを、楽しく言いかえると、違う意味がうまれてきます。

例えば、小さなか弱い「すずめ(雀)」も、濁音を取れば、「すすめ!(進め)」になります。少し見方を変えるだけで、新しい気持ちで物事を見、楽しく豊かな心で自分を見つめることができます。


この時期、無理をせず、安心して過ごします。神さまは、あなたと共にいます。涙を流すこともあるでしょう。辛く寂しい気持ちになることもあるでしょう。

何も心配しないで過ごします。涙とともに種を蒔きます。祈り、信じて、委ねます。


涙の雨の季節は、やがて、収穫の喜びの時を迎えます。

無意味な時間は一つもありません。涙の祈りは叶えられ、両手を上げて感謝する季節が訪れるのです。

 

f:id:dailybreadzion:20220611074510j:image

6月10日 キャラメルと神さまの愛

おはようございます。

☆今日の御言葉 ヨハネの手紙第一4章9節

「ここに、神の愛が私たちの内に現されました」

 

1963年6月10日エンゼル(天使)マークで知られる森永製菓からミルクキャラメルが発売されました。創業者の森永太一郎さんは、アメリカで製菓技術を学び、クリスチャンの家族と出会い、洗礼を受けました。


「キャラメル王の体験談」という自らの生涯の歩みを記した書物があります。巻頭言にはこのような言葉があります。


「私は、渡米してクリスチャンとなり、その2年後帰国したが、教会の礼拝には出席せず、世のことに心を奪われ、堕落の年月を送っていた。けれども、愛妻の永眠と同時に、主に憐れみによって、再び主のみもとに仕えるものとされ、過去の罪悪を赤裸々に告白します。罪人の頭である者のためにお祈りください。」


とても正直な思いを告白しています。自分の背きに圧倒される苦々しさと後悔、それでも決して見放すことのない神さまの愛を体験しました。


キャラメルは少しの苦味と甘味が特徴です。誰の人生にも苦いものがありますが、神さまの大きな愛と混じり合い、豊かにされます。

 

f:id:dailybreadzion:20220610075626j:image