海老名シオンの丘教会牧師によるバイブルメッセージ

海老名シオンの丘教会の牧師による みことばメール

5月9日 世界でたった一人のあなた

おはようございます。

☆今日の御言葉 ヨハネによる福音書3章16節

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」

カナダの町外れにある刑務所の前に一人の少女が立っています。刑務所にいるお父さんにクリスマスのプレゼントを渡すためでした。少女のお父さんは、刑務所でも有名な嫌われ者でした。


手紙が添えられていました。「愛するお父さん。何か良いプレゼントをと考えたのですが、お金がありません。だから、私の髪の毛を編んでプレゼントにします。お父さんの帰りをいつまでも待っています。」


誰にも心を開かなかったお父さんは、涙を流しました。そして、態度が変えられました。


少女にとっては、どこにいても世界でたった一人の大切なお父さんなのです。

神さまにとって、あなたは本当に大切な人です。暗闇という空しさから救い出して、喜びと生きる力、安らぎを与えてくださるのです。


そのままで、神さまの愛を受け取るだけでいいのです。あなたの心に救いの喜びが満ち溢れるでしょう。

今日は救いの日、恵みの日です。

 

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5月8日 苦しみから買う宝

おはようございます。

☆今日の御言葉 ヤコブの手紙1章12節

「試練を耐え忍ぶ人は…命の冠をいただくからです」

ナチス・ドイツ時代のラーヴェンスブリュック強制収容所で発見された、子どもの服に書かれていた「殉教者の祈り」があります。


「ああ主よ、善意の人々ばかりでなく、悪意の人々をも 御心にとめてください。彼らがわたしたち に負わせた苦難は覚えず、どうかわたしたちがこの 苦難のおかげで買い取ったもの――わたしたちの友情、忠実、謙虚、勇気、寛容、心の大きさ――を想い起こしてください。


それらはみなこの苦難から生まれ育ったのです。そして彼らが裁きの座につくとき、わたしたちが産みだしたこれらすべての実りをもって、彼らを赦すものとしてください。」


苦難によって買い取ったものがありました。痛みの中で与えられたものがありました。権力者は力をもって人々を支配し、この世界の暗闇は無力さを与えようとするでしょう。でも、決して弱く傷ついた者とされることはありません。


あなたは強くされ、苦しみからしか買うことのできない命の冠を手にして喜び、苦難を克服した者とされるのです。

 

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5月7日 本当の勇気

おはようございます。

☆今日の御言葉 ルカによる福音書23章34節

「イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか分からないのです」

非暴力思想で知られインドを独立に導いたガンジーの生涯を描いた映画があります(アッテンボロー監督)。その中に、ガンジーキリスト教の宣教師との対話の場面があります。


二人が、南アフリカの町を歩いている時に、盗賊が目の前に立ちました。恐れ逃げようとする宣教師にガンジーは手を制して語りました。「聖書に、あなたの右の頬を打つ者には左の頬を向けなさい」と書かれていませんか?

更に語ります。


「イエスは勇気を見せるべきだと言ったのではないでしょうか。…逃げるつもりはないと示すのです。そうすれば、人間の本性の中にある何か、相手の憎しみを減らし、尊敬の念を高める何かに訴えることになります」


エスさまは、十字架の上で赦しを祈りました。憎しみや怒りで抵抗しませんでした。武器を持たずに、世界を変えました。


本当の勇気は無力の中でも、神さまの力に支えられて堂々と立っている姿です。


あなたの勇気は何かを変革されるのです。

 

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5月6日 逃れの道があります

おはようございます。

☆今日の御言葉 コリントの信徒への手紙第一 10章13節

「神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えてくださいます。」

 

ある教育講演会に参加した時に「リフレーミング」という言葉を聞きました。物事を捉える枠組みを変えて、理想的な状態にする、ことを意味しています。


視点を少し変えると新しい世界が見えてきます。例えば、一つの物体、円柱があるとします。横から見れば三角ですが、手に持ち上げて下から見れば、円になっています。


試練はありますが、すべてが絶望ではありません。神さまは、大きな手で私の試練を持ち上げて、もうダメだと思う事柄にも「あなたを守る。必ず祝福する」と、語ってくださるのです。


試練と共に、逃れる道が用意されています。だから、大丈夫です。


少し視点を変えてしましょう。新しい考え方、歩み方が見えてきます。


自分は弱い→弱さの中に神さまの力が現される。

未熟だ→ノビシロがある。

変わり者かも→自分の世界を持っている。


逃れの道も良い道です。

 

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5月5日 愛されている

おはようございます。

☆今日の御言葉 ルカによる福音書18章16節

「子どもたちを私のところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。」

今日は子どもの日です。

祝日法には「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかると共に、母に感謝する」とあります。一人ひとりがそのままで尊重される時に、本当の幸福を感じることができます。お母さん、お父さんにも感謝する日です。


精神科医である佐々木正美先生のコラムを目にしました。


「人間というのは品行方正という部分がみんなあります。一方ではわがままな面や自分勝手な面があります。わがままで自分勝手な人ほど独創性な人が多いです。

…けれども、独創性があれば周りの人に迷惑をかけていいかというとそんなことはありません。しかしながら、天才的な独創的な仕事をする人はしばしば周囲の人に結果として迷惑をかけてしまうわけです。」

自分で自覚してもそうでなくても、ある意味では迷惑をかけて生きてきた者です。

すみません(T_T)でも、イエスさまの声が聞こえます。

「私のところに来させなさい。神の国はこのような人たちのものです」

 

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5月4日 今日の口癖

おはようございます。

☆今日の御言葉  マルコによる福音書5章34節

「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」

5月は心地よい季節でもありますが、気温や環境に変化によって、自律神経のバランスが崩れて不調を経験することもあります。


でも大丈夫です。あなたの存在の価値は変わらず、悪い状況でも無意味な時はなく、善いことにつながっているのです。


元気を取り戻し、安心して生きる一つの秘訣は、寛容さを身につけることです。


寛容さとは、気持ちをリラックスさせて、神さまを信じて安心して過ごすことです。

簡単な口癖があります。


例えば…

何か新しいことを目にしたり、挑戦しようとする人がいたり、自分の中からアイデアや思いが浮かんだ時に「それ、面白いかも!」と言ってみることです。これを口癖にして今日歩みます。

うまく物事が進まない時には、私の思いを超えた喜びの出来事を神さまは用意してくださっている時です。


気持ちが上向きにならない時も、そのままでいいのです。うつむき下を向いてもそこに、喜びの宝を発見するかもしれません。

何が起きるか分からない、面白さがあるのです。

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5月3日 どんな時にも登り坂

おはようございます。

☆今日の御言葉 詩篇121編7節

「主はあらゆる災いからあなたを守り、あなたの魂を守ってくださるように。」

今日、少しでも安らぎの時が与えられますように。

神さまは、心地よい風を吹かせて、心配しすぎないように守っています。あなたが落ち込んでしまわないために、花を咲かせて目を楽しませてくれます。眠れない夜も、夜空の星の輝きは、あなたの本当の良いところを見つめています。


明治、大正時代の小説家、徳富蘆花(ろか)さんの本「新春」にこのような言葉があります。


「山の上にも山あり、山の奥にも山がある。人の生の旅はただ登りです。」


高い山に駆け上るように力に満ちて、目標を目指して進む活動期の時もあります。でも時には、山の奥にいるような静かな、何も出来ずに、後ろ向きになる時もあります。


活力が満ちている時には、沢山のことに挑戦してみます。あなたを理解し助けてくれる人が必ずいます。


気力が落ちてしまう時には、内面を充実させ、精神的な活動に時間をさいてみます。あなたの魅力はさらに輝きます。

大丈夫です、あなたは今、大切な場所へと登っています。

 

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